企業参謀ノート【入門編】
こんにちは。けんです。
今回この本は大前研一さんの「企業参謀」「続・企業参謀」を効率的に概要を知るために購入しました。まずは大枠を知ることで、次の本を読み・理解することができるのではないかと思いました。
この著書の考え方として、
ビジネスには正解がないので、自ら考えなさい。
ということを常に発信しています。
また
ビジネスは仕事をすることが目的で、正解を求めるものではない。
という考え方も印象的でした。
【読書日記 33冊目】
<タイトル> 企業参謀ノート【入門編】
<著者> 大前研一
背景・問題意識
この本のテーマは、「自分の頭で答えを出す方法を手に入れなさい」ということです。
大前さんは、「日本人の多くは、現状を分析し、分析結果から論理的に正解を見つけ出す能力に著しくかけている。」と述べています。
日本に真の参謀と呼べる人が少ない。国民性にも無縁でなく、日本企業風土に晒され続けると頭脳がいい人でも官僚のように形骸化してしまう。
参謀とは、雨が降りそうなら「社長、傘を持っていってください」と言える人で、現状の分析をし、どのような行動をすればいいか提言してくれる人のことです。そういう参謀力を持った人が増えないと日本自体衰退していくという危機感からこの本を書いています。
「空を見て」→「雲がかってきた」→「傘を持っていく」
「現状理解」→「現状分析」 →「対策実施」
今回この本を読んで学んだこと2点解説していきます。
物事の本質を知る
道具を駆使して常識を破り、パッケージの中身をバラバラにしなさい。
ビジネスシーンは複雑で様々な事象が絡み合っています。なのでどのように戦略的に効率的に考えれば良いのか。
自分という箱に様々なツールを持ち、ビジネスという複雑なパッケージをあければいい。
自分の箱の中にはどのような工具が入っていますか?例えば、その中であなたは自転車を1台バラバラにしようと思う。スパナしか持たない人は分解するのに非常に時間が掛かるでしょう。しかし工具箱の中に、大型工具が入っていれば分解するのは容易になるでしょう。ビジネスツールもそれと同様だという考えです。
自分の工具箱にいっぱい道具が入っていれば、それだけでビジネスを分解し細分化することで、問題箇所がどこか分かり、正確な対策を施すことができるでしょう。
参謀となるためには完璧主義を捨てた、完全主義者となりなさい
分かりずらかったので何度か読んでしまいましたが、つまり「完璧主義でなく最適な道を模索した上で、完全に実行しなさい」ということ。もう少し分かりやすくすると、「一度決めたら最後までやり遂げなさい」ということです。
物事には主原因が必ずあるので、この主原因を突き止める・理解することが大切だと提言しています。ちなみに戦略的思考家の中では、「KFS:key Factor for Success」と呼ばれています。
まとめ
入門書なのでさらっと読めました。次の企業参謀が気になる本でした。さあ次読むぞ。
けん。