【読書日記46冊目】「考え方」の考え方

  こんにちは。けんです。

 今回は2008年の本で、アイデアの考え方についてがテーマの本を紹介します。

この著書の考え方としては、

イデアを生み出す方法はに秘訣はない。アイデアを考える方法に従い、アイデアを生み出しただけである。

ということを発信しています。

 

 【読書日記46冊目】

<タイトル> 「考え方」の考え方

<著者>   指南役

 

「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる

「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる

  • 作者:指南役
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

背景・問題意識

 この本のテーマは、「アイデアを生み出す方法に秘訣はなく、考え方を学び、身に着けているから、アイデアを生み出せる。」ということを発信しています。

 アイデアマンとは、アイデアの考え方を知っているからアイデアを生み出せるのだとしています。

 

 今回この本を読んで学んだこと2点解説していきます。

  

はじめにゴールを見る

漫画家浦沢直樹のポスター

 21世紀少年の著者である浦沢先生は、漫画のアイデアを出す際、名シーンを最初に考えて漫画を描きます。更にそれら名シーンを凝縮した裏表のポスターを1枚を作成することから始めるそうです。

(学び)

 ・逆算

  仕事にも生かすことが出来る逆算。ゴール設定から考え、その過程やアクシデントを予測しつくし、書き始めている。つまりこれは仕事とも同じことが言える。

 ・洗練

  ポスター1枚裏表に名シーンを凝縮しているということは、無理無駄を徹底的に省くことに注力している。

  想定しつくしているからこそ、無駄を省けるのだろう。徹底的に想定し、洗練することが大切だと再認識した。

 

夏目漱石のルーティンワーク

 明治の文豪である夏目漱石は毎日決まった時間に決まった分量だけ書いていたとされている。インスピレーションがわくのを待って書き始めるタイプではなかったそうだ。

 ちなみに村上春樹さんも同じことを言っていて、毎日決まった時間に机の前に座り、マックを立ち上げてキーボードをたたくようにしているとエッセイで証言していた。

 優れた創作活動を行っている人たちは、アイデアのインスピレーションが下りるまで待っているのではなく、ルーティンで机に座りとにかく書き始めることでアイデアを降臨させている。

 

(学び)

 ・習慣化

  あの夏目漱石でさえルーティンとしていたということは、それだけ初動の動き始めは大変なのだと感じた。人間は言い訳の天才であると私は常々考えているので、何事も習慣にすることが大切だと感じた。

  習慣化するためには、同時にやらざるを得ない環境を作りはセットで大事だと思いました。

 ・量が質を形成する

  ルーティンワークで大量の量をこなすことが、洗練されたものを形成するということだろう。

 

イデアギフト

  アイデアは空から降ってくると一度は聞いたことがある人はいるのではないだろうか。

  アイデアを形成する仕組みは、具体的に4つの段階に分かれている。

  1.資料を集める(知識)

  2.集めた資料を咀嚼する(理解)

  3.一旦アイデアについて考えることをやめる(休息)

  4.アイデアが降ってくる(ギフト)

 

(学び)

  アイデアを降臨させるためにはそもそも知識としてインプットされていないと分からない。このことについては、以前水野学さんの本にも同じことが書かれていたので、正しいのだと思う。

  アイデアが降ってくるタイミングは、脳内でシナプスが複合的につながった時だと私は思う。休息することで、回復時にその現象がおきるのだろうと考えた。

 

 

まとめ 

 アイデアの考え方についてシンプルに書かれており、とても読みやすかった。

 読みやすい本や読みにくい本があるなと最近感じている。その違いについて考えてみた。

 「その違いとはどれだけ推敲された文章かどうか」だと私は思う。自分の伝えたいことをどれだけ洗練し言葉を使うか。ということが読みやすさにつながるのだと私は思った。

 

  

けん。